トップページ (最終更新:2022/09/26)
文化財庭園保存技術者協議会とは
 文化財庭園保存技術は、文化財に指定されている庭園を維持管理し後世に伝承するための技術で、庭園の造形形状を決める地割技術、形状に骨格を与える石組み技術、主たる景を形成する水処理技術、景を飾る植物管理技術、景に変化を与える構造物・石造物の管理技術、庭園空間を整える小仕事技術があり、それぞれ技術の領域を共有しながら日本庭園の維持にあたるものです。
 庭園は、石組みとの関係を理解して管理にあたることが重要であり、文化財庭園に関する深い造詣と、庭園本来の美的均衡を維持する高度な技術が求められます。
 しかし近年は、公園的管理にあたる技術者が増え、熟練の経験を要する技術者が減少し、また、若年の従事者の確保が難しくなっています。
 文化財庭園保存技術者協議会は文化財庭園保存技術の保存および伝承の養成を図ることを目的として、平成14年2月に設立され、文化財庭園の保存維持管理に携わってきた技術者及び学術経験者によって構成される団体です。
 本会は、文化財庭園の維持管理に関する、地割、石組み、水処理、植物管理などの技術研修等の事業を行っています。
(文化庁 国指定文化財等データベース 選定保存技術 より一部抜粋)
NEW お知らせ(2022/09/26)
令和4年度(2022年度)の研修会等の予定が更新されました。
●岡山氏庭園(養浩園 茨城県常陸大宮市)、法師庭園(石川県小松市)が国の記念物に登録されました。
●加藤末男代表が黄綬褒章を受章されました。
このたび本協議会の代表である加藤末男氏が、文化財庭園保存技術者として永年にわたり文化財庭園の保存修理や復元整備に携わり、さらに後進の育成にも努めてこられたことが、文化財保護に多大な貢献をしたと評価され、令和4年度春の黄綬褒章を受賞されました。
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